白百合はどう選ぶ? — 新酒と古酒、赤馬との違い、飲み方まで。石垣島の蔵元に聞く泡盛の見取り図

石垣島の泡盛「白百合」を買ってみよう、と思ったところで手が止まる。定番の30度、まろやかそうな古酒、44度の強そうな一本、そして「赤馬」という別の名前のラベル。何がどう違うのか、外からは分かりにくいものです。

この記事は、その迷いをほどく見取り図です。白百合を醸す池原酒造の3代目・池原優本人の言葉に沿って、ラベルの違いと選び方をまとめました。

まず白百合の性格 — クセこそ個性

白百合の味わいは、濃密な土の香りと、バニラのような香り。泡盛のなかでもクセが強い部類で、だからこそコアなファンがつく酒です。原料はタイ米で、黒麹菌との相性がとても良い。あえて不純物を残す「粗濾過」、70年以上使う直火釜、全工程手作業——独自性の積み重ねが、この個性を作っています。

ちなみに、気温が下がると瓶の中に白い浮遊物が出ることがありますが、これは高級脂肪酸という成分で、品質には問題ありません。

ラベルごとの違い — 白百合・赤馬・古酒・inui 44

定番は「白百合(30度)」。蔵の看板で、白百合らしい個性をまっすぐ味わえる一本です。

「赤馬(25度)」は、創業の数年後から造られてきたもうひとつのラベル。白百合よりややマイルドな味わいで、クセの強い酒に慣れていない人の入口にも向きます。

熟成させた「古酒(クース)」は、バニラの香りと複雑な味わいが特徴。新酒のスッキリした甘みとは対照的に、クセがまろやかにほどけていきます。チョコレートと合わせるために15年ものの古酒を仕立てた「チョコレート専用泡盛」という変わり種もあります。

そして「Shirayuri inui 44(44度)」。戦前に使われていた希少な黒麹菌「イヌイ菌」を採用し、クラウドファンディングでファンと開発した挑戦の一本で、2021年にSFWSCでダブルゴールド&ベストオブクラス賞を受賞しました(泡盛史上初)。

飲み方と合わせ方 — 初めてはソーダ割りか水割りから

泡盛が初めてなら、蔵元のおすすめはソーダ割りか水割りです。そこからロック、さらにコーヒー割りやサングリアのようなカクテルまで、白百合は意外なほどアレンジの幅が広い酒です。

料理と合わせるなら、刺身には水割り、唐揚げにはソーダ割り、というのが蔵元の定番の答え。熟成の進んだ古酒は、食後にゆっくり向き合う飲み方も似合います。

どこで買うか、誰に聞くか

商品は蔵の公式サイトのオンラインショップでも購入できます。価格や在庫は変わるので、最新の情報は公式サイトで確認してください。

そして、選びきれないときのための窓口があります。蔵元本人が公認したオンラインの相談窓口で、好みや贈る相手を伝えれば、白百合の選び方を旅の前からでも相談できます。AIによる応答であることを明示したうえで、内容は本人の一次情報がもとになっています。無料です。

よくある質問

白百合と赤馬はどう違いますか?

どちらも池原酒造のラベルです。白百合は濃密な香りとクセの強さが持ち味の看板銘柄、赤馬は創業数年後から造られてきた、白百合よりややマイルドな味わいのラベルです。

泡盛を初めて飲みます。おすすめの飲み方は?

蔵元のおすすめはソーダ割りか水割りです。慣れてきたらロックや、コーヒー・サングリアなどのアレンジも楽しめます。

新酒と古酒はどう違いますか?

新酒はスッキリとした甘みが特徴です。熟成した古酒はバニラの香りと複雑な味わいが出て、クセがまろやかになります。

白い浮遊物が出ましたが大丈夫ですか?

気温の低下で出ることがある高級脂肪酸という成分で、品質に問題はありません。